娘と父、土と書のアート共演、再び。
|
||||||||||||||
| Katsumi Asaba + Haru Asaba |
||||||||||||||
| 2004年6月8日(火)〜6月26日(土) AM11:00〜PM7:00 (最終日PM5:00終了) 期間中は日、月休廊いたします。 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
| 浅葉克己と浅葉春。 長い長い時を経て、昨春、アーティストとして 感動の共演を果たした二人。 娘の陶芸と父の書に胸震わせた皆様に 今年は心はずむ笑顔を贈る、二度目の親子展です。 浅葉克己 Katsumi ASABA 日本を代表するアートディレクター。2002年紫綬褒章受章。西武百貨店、サントリー、日清食品「カップヌードル」、武田薬品「アリナミンA」、キリンビバレッジ「日本茶玄米」を始め、美術館の広報物一般、映画ポスター、ロゴマーク等、そのデザイン活動は多岐に渡る。日宣美特選、毎日デザイン賞など受賞歴多数。13年にわたり、中国麗江に伝わる象形文字「トンパ文字」を研究、そのグラフィック作品群は、2002年東京ADC賞グランプリを始め、数多くの賞に輝いた。東京タイポディレクターズクラブ(TDC)会長、東京ADC委員、国際グラフィック連盟(AGI)会員、JAGDA理事。東京造形大学客員教授。認定6段の現役卓球選手であり、日本卓球協会評議員でもある。 「セラミック・アーティストとしてデビューした娘と長いキャリアをもつアートディレクターの父とのアートな出会いは、一面ふたつの世代による時代をともに跳びこえるコラボレーションでもあります。ダブルスを組むことは、一種アートのスポーツのようでもあり、さわやかな汗と嬉しさがにじむような心あたたまる展覧会となるはずです。」 「サムライと横文字」 筆は刃物である。現在浅葉克己は漢字の新しい文字表現は何かと模索中である。それを一言で言うと「サムライと横文字」である。459年前にタイから中国に向う船が台風で種子島に漂着した。その中にポルトガル人が3人乗っていた。日本の種子島に鉄砲と横文字が初めて伝来したのだ。ポルトガルという言葉を漢字に翻訳しないと伝わらない。ポルトガルは葡萄牙。オランダは阿蘭陀。フランスは仏蘭西。漢字によるタイポグラフィである。 浅葉 春 Haru ASABA 赤い靴はいてた春ちゃんは、異人さんの国へ行っちゃった。1974年、神奈川県に生を受け、父、浅葉克己から受け継いだ地球探険魂の赴くまま、15の春にアメリカへ渡る。父からは、講演につぐ講演で稼いだとおぼしき仕送りを受けながら、楽園の島ハワイ、ウェストコーストの風吹くL.A.を経て、たどり着いたるは、ニューメキシコ。父ゆずりの天賦の才を少々もてあましていたハタチの春ちゃんは、この地で創作の母なる土に触れた瞬間、陶芸家としての自らの運命を悟る。ニューメキシコ大学でセラミック・アート(土での表現方法)を4年間学び、ノースカロライナの薪窯ワークショップを体験。薪の炎で作品に表情をつける楽しさに、大きな瞳が輝いた。2000年帰国。ワールド・フェイマス・アーティストの父と11年ぶりに再会を果たしたセラミストのタマゴは、その足で一路、山梨のヤマの中へ。門をたたいたのは、池田満寿夫氏設計による増穂登り窯の工房。暁の富士を思わせる八方窯の炎が、春の創作欲に火をつけた。さっそく主宰の太田治孝氏の増穂登り窯にスタッフとして所属し、以来「生」をテーマに作品を生み出し続けている。 「生命の器」 土に触った瞬間、これだと思いました。土にやどるエネルギーを感じ、生命の神秘を土で表現したいと思いました。主にタマゴ、ツボミ、種、細胞など生命を力強く感じるものを“器”とし、薪で焼くことによって炎の勢いを造形に焼きつけました。細胞という目に見えない世界が生み出すエネルギーが、次第に増えて一つの生命体を作り出す。そんな生きるという原点を形作っていきたいです。 |